パパも昔多動で
Q太郎も自閉スペクトラム症なので、多動も含まれてたりします
多動はADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder)の特徴の一つで注意欠如・多動性障害などと呼ばれています
多動は衝動
色々なケースがあるとはいえ、少なくともパパはそう思います
Q太郎の幼少なころはそんな感じ
落ち着いてはいられないし、ぱあっとどっか行っちゃうかんじ
衝動ってある意味反射なんで、行動するときに思慮があれば、減ると思っています
極端な例をあげれば、要は行動する前に考えるということ
事前に考えがあってからこその行動があるとやっぱり落ち着きますね
落ち着くって言い方アレですけど、多動が減るということ
なにかのスポーツじゃないんだから、反射的に動かなくてもよいんです
Q太郎の3~4歳はとにかくパァーと走り出しましたね
しかもけっこう走り出すと止まらない
一回スイッチ入ったら落ち着いてられないというやつですね
そこに本人にいたずら心あるかは微妙だけど(ほんのちょっぴりはあるだろうね)
やはりトータルで加減を知らないと行動が大胆になり、結果こっちは疲れる
・・・いや、疲れること事態はいいんだけど
危ないのは絶対に避けなきゃいけない
なので、当時の公園選びは慎重でしたね
以下を注意していました
- 常に親が子供を目視できるように見晴らしがよい
- 見失う可能性があるので、人が多すぎない
- 道路に簡単に飛び出るような作り・立地は避ける
しかもQ太郎は言葉でのコミュニケーションができないので
何度も注意しても改善効果は乏しかったですね
![](http://oh-my-children.com/wp-content/uploads/2024/02/Q太郎.png)
・・・・・・!!!(黙って猛ダッシュ)
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!!!(黙って猛ダッシュでQ太郎を追いかける)
多動に対して
安全面はもちろんですが、他に気を付けたことといえば、Q太郎をとにかく観察することでしたね
- どういう時に走り出すのか
- 興味が移るポイント
- どのぐらいの速度・距離をムーブするのか
多動のお子さん全般に言えることかもしれませんが、Q太郎の場合は
まず、落ち着いていられないから、動きますね
そして、それは興味の対象が移るという理由も合わさります
今やってることよりも強い興味があるものに出会ったときなどです
そわそわしちゃう、そんな感じから
他に興味がそれちゃうって流れですかね
衝動な部分もあるとはいえ、多動してしまう理由があることも考えた方がいいですね
なので対応手段としては
興味がそれないように、明確な目標や目的を決めるのが大事となります
あとは一握りの理性でしょうか(笑)
それがきちんと根付いてくれれば、他動は減ります
そして、あとは集中力の残量との勝負になります
多動の理由もいろいろ
Q太郎の場合だと、ASDっていうこともあり(あるのか?)
集中してるときは、没頭度がとても深いです
ただ、その時間が圧倒的に短いというデメリットがあります
算数の問題なら、出題数が少ないとはいえ、最後までやることがほとんどです
でも、嫌いな国語の文章問題なら、すぐ飽きてしまいます
目的目標にも好みがあるので、子供に合わせてそれを決めた方が
効率や得意な能力向上につながりそうです
なので、ケースによって以下の方法が考えられます
興味があることをやらせる場合
これに関しては集中して当然なので、まずは時間を伸ばせるようにしましょう
興味を持つような燃料投下として、質問したりとか提案したりとかですかね
例えば、興味ある課題として、算数やってる場合なら
やる気が削がれない程度の追加で問題出したり、褒めたりします
褒めるときは具体的にいいます
「次の問題も出来たらスゲェ!」「ここ難しいのによくわかったネェ!」のような感じです
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流石だネェ!!!
褒められることによりやる気出ますし、やる気は再度集中力を出すことができます
興味がない時、そして嫌いなことをやらせるとき
興味が無かったり、嫌いなことをやる時というのは誰でも必要以上のエネルギーを使うと思います
その分自制するのは体力がいるわけです
この場合、多動が発生する理由の一つに集中力切れやそもそもやりたくない気持ちが大きくなるからです
問題を取り除こうにも、そもそもやりたくない事ですからねぇ
これは慣れてもらうかないようです
あとは先(未来)のことをイメージさせて、作業してもらうかになります
先(未来)のことというのは
これが終わったら、好きなことをやらせるというものです
いわゆるごほうびですね
ただし、それでも無理強いはダメですね
それがストレスになりますし、ちょっとしたトラウマになることだって考えられます
忍耐力は大事ですが、子供に無理強いをして我慢強い子供にならない場合もあります
どうせだったら、ストレスを与えないように工夫することが大事です
完遂させるよりも日々の進歩を期待できるような持ってき方の方がよいですね
他に興味がでて、多動が発生する場合
Q太郎の場合は、このケースが一番多いように感じます
例えば座っている時に立ち歩いちゃうのは、興味が他にそれるから
でも、実はそれだけじゃなく、なんとなく立ち歩いちゃうってこともあります
つまり、立ち歩く場合だと
椅子に座っていなければいけないって気持ちが足りないことも考えられます
なので、両方でアプローチしましょう
- 「他に興味が出てもそちらに行かないよ」
- 「あとで見に行きましょう」
- 「この時間は椅子に座ってなければいけません」
- 「なんで椅子にすわらなきゃいけないのか考えてみましょう」
といった具合です
繰り返しになりますが、多動は衝動的な部分が強いので、思慮できるようにサポートすると減っていくと思います
Q太郎の場合は、この「思慮」がほとんどできないので多動してしまいます
でも、成長とともに落ち着いてきたのもあるし、あといけない事の理解ができてきたんだと思います
地道に何度も教えることは本当に大事ですね
自他の認識と、安全面を考慮する
多動を減らすことはその認識を変えることに鍵があると思っています
興味に対して、度合いを減らすとか、多動を別の行動に置き換えるなどです
あとは周りの理解として、他人から見た時、多動を多動と思わなかったり
子供だからある程度は仕方がないと思ったりです
多動が問題視されているのは、その取り巻く環境で変わってきますが
然るべきときに落ち着かないのと、あとは安全面への心配が多くあると思います
いきなり猛ダッシュして道路に飛び出しても困りますし、これが一番の心配ごとじゃないでしょうか
この記事書いている時はQ太郎も小学生高学年ですが
ママと一緒にいる場合は、危険な場所や混雑する場所では必ず手をつないで歩くようにはしています
反対にパパは呼びかけでQ太郎の行動を制御するアプローチを重視しています
なので、人混みの多いところでは常に目を光らせQ太郎がふら~とどっか行きそうであれば
すぐに呼びかけですが、道路に面しているところやあまりにも混雑がひどいところでは当然手をつなぎます
あとは許される環境なのかそうでない環境なのかで対応が変わってきます
多動はない方が良いとは思いますが、それを許される環境などです
例えば「子供だから仕方がない」と思ってくれる環境でしたら
過ごしやすいのはこの上ありません
発達障がいの子を持つ親として
なにか壁にぶつかるときの一つに他の子と自分の子を比べた時と他人に迷惑をかける時だと思います
Q太郎は療育→特別支援クラスの流れなので
言い方はあまり良くないですが、そういう子が多くいる環境なので、周りの軋轢自体はあまりありませんでした
そうは言っても、もちろんできるだけ多動は小さくしようと思いましたがね
見守るという選択肢
何度も書いてある通り、多動は成長とともに無くなっていくと思われます
よって、矯正しなくても、自然に直る可能性は高いと感じます
その家庭の方針もあるとも思いますが、問題視していない家庭もあると思います(多動の度合いは置いといて)
正直、パパも危険性が無かったり、周りの調和を乱し過ぎなければ、多少の多動は合ってもいいような気がします
だって子供だもん!
そして、視点を変えると多動は必ずしもデメリットではないと思います
例えば、以下のようなことも考えらえるかもしれません
多動やその衝動を良い風に捉えると、「行動力」と「決断力」が高いといえるかもしれません
いつまでもやり続けることが少ないということは、素早く結論を出せるという裏返しということになります
決断力だけではなく、すぐ行動に移すことともいえるので、結果が出るのがはやいと思われます
あとはマルチトラックの才能があるかもしれません
マルチトラックというのはひとつの作業だけでなく、複数の作業を同時にこなすことです
多動で完全に現在やっている作業を離脱してしまえば、そんなこともなくなりますが
後に再開すれば、ある意味マルチトラックとなります(きついか・・・)
ちなみにパパは一個のことに集中するのは苦手で(とはいっても人間の集中力は15分・・・)
気分転換に他の作業もやります
これをマルチトラックと言わずに何がマルチトラックでしょうか(自画自賛)・・・
やらなければいけない作業の質はともかく、処理するスピードは大事です
多動の特性的にそこにマッチすることができれば、メリットと言っても問題ないでしょう
また、行動力があるということは興味のあることにがっつり追求できるし、のめりこむこともできます
これは本人のストレス解消にもつながるし、造詣が深くなるということにつながります
ADHDというと発達障がいにカテゴリーされると思いますが
これはその特性が今の環境に合わないから、問題・課題とされるケースもあります
なので、その特性にあった環境を探すという方法もあり得ることだと思います
無理に矯正するのではなく、しばらく様子を見て
直すのではなく、別の方向に活かすこともアドバイスしてあげれば、本人の気持ちが楽になりますね
![](http://oh-my-children.com/wp-content/uploads/2023/09/ママ1-150x150.png)
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ママはのんびりですが、良い感じでマイペースです
![](http://oh-my-children.com/wp-content/uploads/2023/09/d1gXzY21_400x400-150x150.png)
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親にある程度の余裕が無いと子供を見守れませんね
まとめ
今回はQ太郎が多動ということもあり、彼の状態から見て多動を解説しました
他の子に当てはまるかどうかはわかりませんが、ひとつの参考になればと思います
Q太郎はただの多動ではなく、言葉の認知的にこちらの注意が届きにくいので、本当に危ないところは手をつなぐしかありません
言葉が通じれば、そこからうまく発展させて色々な方向に分岐させる方法も考えらるのですが・・・
ただ、6歳の時の多動と10歳の時の多動は変わってきましたしので、そこらへんは臨機応変に対応です
発達障がいの子供のを持つ親として、年齢や状態に合わせたアプローチが出来ればと思っています
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