【period0-5】 自閉スペクトラム症とわかってから (ママの勉強編)

だだっ広いとこ走り回るのが好きなQ太郎

~前回のあらすじ~

幼稚園への報告もオッケー
これから壮絶な(んなぁこたぁない)療育が始まろうとしている・・・

過去の話はコチラ
第1回
【period0-1】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで
第2回
【period0-2】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査施設に行った編)
第3回
【period0-3】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査結果編)
第4回
【period0-4】 自閉スペクトラム症とわかってから (幼稚園に報告編)

さて、療育回です

がっつりな療育は今回が初めてになります

療育ってどんなことやるの?
疑問に思っている方参考になればうれしいです

・・・ハイ
てなわけで療育が始まったわけですが

場所は発達障害の検査受けたところですね
駅近で障がい者の複合施設なところ

なお
ど平日の日中帯にやるのでパパは行けません
ママが同行します

ちなみに療育センターによっては送迎バスがあるそうですね
今回行くところはありませんのでママがQ太郎を連れていく形となります

まぁ、高頻度で多動激しめなんで
送迎バスでも怖いんでそこは問題ないんですがね

建物に入ってからエレベータで上って
受付すませて教室に入る感じです

そこで療育担当の先生から挨拶&お話があり

ママとQ太郎は別々のクラスに移動します

これなんで、別々のクラスに移されるのかというと

「ママはママの勉強会」

「Q太郎はQ太郎の課題」

があるからです

Q太郎の方は課題って言ってもおもちゃで遊んで待ってもらう感じです
ただ、家族以外の他人とのコミュニケーション自体とる機会が少ないので、これも貴重な体験となったりします

Q太郎の症状の度合い的に他人に声かけるってのはほぼないんですが
同じ空間で他の子供達と一緒に遊ぶって言うのはプラスになります

幼稚園や保育園より先生と子供たちの人数の割合が違ってきますし
こちらにいるのは療育のプロの方々です

いろいろと声掛けをしてくれます

ママの方は勉強会になりますが
毎回療育をする度にこうやって集められます

どんなこと勉強するのかというと以下こんな感じとなります

・自己紹介(親子エピソード)、子どもの名前由来

これは海外ドラマとかでみる(もちろん日本にもあるけど)
〇〇依存症をカミングアウトするやつ??みたいな感じ(椅子を円陣に組んで・・・)

皆の前で発言することで、抱えている不安や負担を軽くする狙いがあるんだろうね

いろいろと他のお母さんのお話を聞いてると
今も現実を受け入れられない方上の子も下の子も自閉症で途方にくれてる方もいた

うちはママが謎のメンタル強(笑)なんで、あまり気にしてない(=考えてない)けど

一般(?)の方は
思い悩んで結論が出せない人は少なくないと思います

どっちかというとパパもそっち側です

そんなパパが言うのもなんですが
処世術というか、気持ちの切り替え方というか
そういう時は結論を後回しにした方がいいです
そもそもこの問題は今考えても結論自体出せないと思います
問題なのはその子を面倒見なければいけないのに保護者の方が疲弊してしまうことです

もちろん感傷的になってしまうことを否定してるわけではありません
・・・というか、それでストレスやいろいろなものが発散できるのであればむしろ感傷的になってください

例の「チャーハンの誓い」です(笑)
前の日記で書いてますが、しつこく言ってるのでリンク自体乗せません(笑)

話しそれちゃいましたけど、あとはこんな感じです

・障害のことを誰に話すか

これも結構大事で前回話した通り( 【period0-4】 自閉スペクトラム症とわかってから (幼稚園に報告編))

どちらかというと関係各所の報告というか
親戚や友人に向けた発信・・・

まぁ、これも正解の判定がむずかしい問題ないんですけどね

>信用できる人
>今後長く付き合っていく人
>そのことで支障を受けたり、影響を受けたりする人

例えば、子供がなんらかの発達障害で仕事を早退して面倒を見なければいけない・・・つまり、この場合は仕事の同僚に負担させてしまうため

上記の条件をいずれか満たしている人になってくると思います

ガチの勉強会だってもちろんあります
簡単に概要をピックアップします


・一歳半(三歳)健診について

→健診の意味を理解しよう
早めにに障がいや弱いところに気づき、育児を工夫していこう

→一歳半健診ってなにやるの?
①はめいた(○△□)←こういうやつ
-一回目は言葉の指示のみでできるか
-二回目は見本を見せた後できるか

②積み木(2.5cm辺)を3つ積めるか

③絵カードの指さし(6個絵がでる。一歳半までに必ず見るもの)6分の1できればOK
指さしをやるのは言葉(指示)の意味と理解の確認

④言葉の有無(2、3個できればOK)

⑤その時の子供の様子とか挙動←地域によってなかったりする
要は外部から影響があるかどうか
緊張してるとか、緊張してないとか・・・
どちらかに偏りすぎると状況判断が苦手と判断

※④までが国で決められた発達障害チェック
※割と重要なのが③⑤でこれができないと発達障害を疑った方がよい
①②などはできてなくてもOK


・子供の状態を理解する(どこが弱いのか)

1.感覚の入力が整理されていない
五感+固有覚、前庭覚(6歳までに大きく成長する)
大事なのは 触覚、固有覚、前庭覚

固有覚・・・手足がどこにあるかわかる。体の部分的な認知
これが弱いとよく転んだり、ぶつけたり・・・
前庭覚・・・これが弱いとバランスが悪くなる。要は三半規管
ぴょんぴょん跳んだり、高いところから飛んだりするのは耳に刺激をあたえるため

2.刺激に選択ができない。つまり衝動的に飛びついてしまう
興味あるものにまっしぐら
よって、余計なものをはぶくこと

3.脳のネットワークが上手くいっていない
-1個ずつ情報をあたえる
-手をよく使う
-目や耳得意な方に情報をよせる

こんなエピソードが
-とある学校の話
ひとクラスに自閉兆候の子が多くあつまり
授業中、大半が歩き回るという事態に・・・・

→自閉症向けというか、一個ずつ情報(見る、聞く、書く)を与えるようにしたら
9割が授業を聞けるようになった・・・らしい

上記の状態をふまえての育児の工夫

①子供にとって良い形を作っていく
最初にベースとなる環境を作って、大人が手を差し伸べる
例:子供が寄り道したいと言ったので、一緒に寄り道した
→次回同じ行動をしないと子供が癇癪を起こす可能性がある

②言葉がけについて
結論から短く静かに言葉をかける
その時に使うものを見せる
肯定文で話す(否定文は何をしてほしいかわかりにくい)
叱る、脅す、叩く ことはしない(決して甘やかすことではない)
やるべきことはやめたりしない(譲らないということ)
出来たら、褒める(時間たつと効果が薄くなるので、60秒以内に褒める)
出来ないことを怒るのではなく、ご褒美をちらつかせる

③日常生活全般の工夫
部屋の整頓(6ヶ月間使って無いおもちゃは片付ける)複数個出すわけでなく、小まめにしまう
→情報整頓が苦手なので、おもちゃ片付けも苦手
目と手を使う動作(毎日やりましょう)階段上ったり下りたり、洗濯バサミなどをいじったり

④困った行動への対処の仕方
将来的な視点(3年後、5年後経っても行動に問題があるものは今のうちにやめさせる)
社会的な視点(集団生活で問題ないか)
例えば触角過敏な子がいて、家では裸族・・・大人になったら困るのでなるべく早いうちに直しましょう(汗)

⑤生活リズムを整える(癇癪が多い子は生活リズムが崩れてる可能性あり)
生活リズム表をつけてみる(子ども自身が一日の見通しを持てるようにする)
→起床時間、就寝時間、昼寝の時間を決める
→三食+おやつの時間を決める(食事の時間は20~30分)
→日中の運動もする

★生活リズムを整えるということは「体質を変える」ということと同じなので
コツコツと取り組んでいくことが大事!!自身の家庭のスタイルに合わせて取り組んでいきましょう

幼少期における生活リズムの大切さ

心身の発達・成長のため
成長ホルモン→骨・筋肉をつくる(大量分泌される時間:PM10:00~AM2:00)
メラトニン→眠気を誘う、リラックス効果もある(暗いと沢山出て、明るいと減る)
これらが少ないと性の成長をはやめてしまう
副腎皮質刺激ホルモン→ストレスに対応(AM4:00~5:00ピーク)

これらを意識して、一日の行動に組み込むことが大事!!
いくつかのパターンで簡単なスケジュール表を作って見ましょう


ってな感じで療育で保護者向けに習ったことを書き綴りました

みんながみんな同じパターンにあてはまると思ってませんが

発育や生活リズムは子供が成長していく上で基本的で重要なことなので、できる限り意識して実行していきたいです

そもそも「発達障害」というぐらいで、何らかの発達の遅れが表れているわけなので、健やかな成長を一番の目的として考えるのが理想かと思います

これからも療育で学んだこと思い出した発信していこうと思います

さて次回は
どんな療育をしたのか、その内容の話になります

療育の内容編に続く・・・

【period0-6】 自閉スペクトラム症とわかってから (療育編)

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このブログはこんな感じ
はじめに

子供達はこんな感じ
似顔絵書いてみた

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