どうしようもない放課後デイサービスの話

最近の話ではありますが、幼稚園バスに置き去りになって、園児が亡くなったという痛ましい事故がありました
今回死亡事故として、大きくニュースに取り沙汰されたわけですが
過去にも亡くなった園児はいます(こちらもニュースになりました)

そして、完全にパパの予想ですが
幼稚園や、保育園、小学校や特別養護施設や放課後デイなんかも
大事に至らなかっただけで、置き去りや置いてきぼりの類は多くあると思います

そして、そのことを両親に話すところもあれば
大事に至らなかったことをいいことに話さないこともあるでしょうね

はっきり言うと隠蔽です

もちろん、〇〇幼稚園がーとか△△学校がーとか言ってるわけじゃありません
可能性の話ですよ?
無いかもしれないけど、無いとも言えないでしょうね

そこで、今回は実際我が家で起こったことを書いていこうと思います

結論をいうと、我が家の場合はQ太郎が事業所の外にでてしまったことです

目次

新しく入った放課後デイサービス

Q太郎の発語のためにお友達を作るために放課後ディサービスの通所を考えました
学校でもクラスメイトはいるのですが、要は環境を増やして発語がでやすくなるような
同じ目線や違う子と知り合えればいいなと思いました

友達を作ることも目的のうちです
Q太郎はコミュニケーションとれませんが、仲良くなりやすいのも子供のうちと思ったからです

所長と実際に話してみた感じ、前にも似たような医療系の仕事をしていたということもあり
理解があると思いました

ただ、ちょっと頼りなさげなのが気になりましたが、他に良いところもなかったし
そこが懸念ではありましたけど、選択しない決定打にもなりませんでしたので、そこに行くことにしました

他に見学に行ったところは、あくびしながら子供を面倒見てたり(親が見学しにきてるのに)
目がギラギラなどちらかというと子供の面倒というよりビジネス精神丸出しのところしかなかったので

今思えば、他もろくでもないところしかなかったかもしれません

ある日の出来事

通所して、まだ間もないのですが
Q太郎が放課後デイの教室からいなくなりました

この出来事を脱走と表現される方もいますが
脱走というと、なんだかQ太郎が悪いことしているような気がしますので「外に抜け出した」とここでは表現します

そして、その原因を作ったのは事業所(放課後デイ)側ですね

大きなポイントは2つですね

子供が外に出れてしまう作りや状況
子供の面倒がきちっとみれていない体制

結果としてQ太郎は無事保護されたものの
デイ側は何にもできていません、捜索して、警察に届けは出したようですが・・・

Q太郎は事業所を抜けだした後、100m先の4車線の道路(交通量多いし、車の流れも速いです)を車の進行方向と同じ向きで歩いてたらしいです
後ろの車は徐行してたようです

それを歩道を歩いてた人たちが助けてくれました
Q太郎を保護したのは、たまたまQ太郎を目撃した一般の方々でした
学生の方、サラリーマンの方、主婦の方

「あぶないよ!!」と呼び掛けても道路の真ん中を歩いているQ太郎(そもそも言葉の認知能力が低いので呼びかけても聞こえなかったのかもしれません)
そのあとQ太郎はマンションに入ったようですが、その方たちはそこがQ太郎の家と思ったようです

Q太郎はマンションの入り口のインターホン(部屋番号を押してインターホンならすタイプ)をただ押していました
おそらく、エレベーターが好きなので、それを見にマンションに入って、共有スペースに入れなかったんだから適当にボタンをおしていたんでしょう
Q太郎はボタン押すことも好きですし・・・

そこで皆さんQ太郎のこと保護していただいて
警察に連絡したようです
デイから届け出が出たようで、警察の方もスムーズに情報伝達ができたようです

ママは警察から連絡があって、この一連の流れを知りました
状況を詳しく聞いてみたら、やはり警察にもうまく話せなくておしっこも漏らしてたようです

パパはママからLINEの連絡がきたので、そこで初めて知ったのですが
仕事中だったということと、ママのメッセージの文章が柔らかいせいもあって、緊急度合いがわかりませんでした

デイに事情を聞く

デイに状況や事情を確認することになりました
うちに謝りに来るわけです

Q太郎はあの日を境にもうデイに預けていません
まぁ、当たり前ですね
そのデイを続ける辞める関係なしに事情を聞くまでは預けられません

でも、正直あんな管理体制の杜撰(ずさん)なところにはもう預けるつもりはありませんでした

報告会1回目

まずはお詫びと状況説明のスタンスでした
というか、パパがその日の夜に呼び出しました

・・・当たり前ですね
まずはうちの息子を危険な目に合わせたわけですから
簡単でもいいので説明してほしいわけです

家に来たんですが、「駐車場がない」とのぐたぐたな感じです
事前にグーグルマップぐらい調べろよと

この行き当たりばったり感も管理センスのない表れでしょうね

結局のところ、パパの仕事の都合で、夜に来させて、外で話すことになりました
これは確かアンちゃんが寝かしつけを行っていたからです

車の中で話すことになりましたが、事情をききます
今回はお詫びがメインみたいで、報告書とかありません
(簡単な説明がありましたが、次の項目で説明します)

それでここの所長なんですが、謝りはしているものの緊張感無くて
時折笑うというか、頭おかしいんじゃないかと思いました

今回、事故にはなんなかったものの、謝りに来て緊張感ないのってどうなんだ?

おそらく、例外なくこういうやつらが事故を起こす
謝るときの緊張感もまともにもてないということは、そもそも自分やったこと(自分が管理していること)責任感が無いと思います

つまり、仕事もその程度でやっているということになります

報告会2回目

報告会1回目の数日後ぐらいですかね
今度はQA家に呼びつけました

当時Q太郎を預かっていたその時間帯の責任者がいたようですが、トップの二人だけ呼び出しました
家に入れて玄関で立ち話な流れです

正直子供たちが寝てるので、居間には入れられないし入れたくもない

いろいろと原因を聞いたところ

まず、直接面倒見るわけでもないやつ(以下、A)が一室のドアのかぎの締め忘れで、Q太郎がそこに入ってしまったようです
そして、その部屋の窓も壊れてたようで、そこからQ太郎が外に抜け出したようです

デイの職員は面倒を見てるようだが、結局のところ自分の目の見える範囲しか見てないので
Q太郎がいなくなった時もすぐ反応できなかったようです

報告書に経緯が書いてましたけど、15分空白・・・つまり、点呼からQ太郎がいないと気付いた間がその時間なんですが
はっきりいってはじめからそこは信じていません

15分空白を証明できる術もありませんが、おそらくここの杜撰な体制だったら
30分以上は余裕で気付かないだろうなと思ってます

ここって、職員の数は多いんですよ
子供遊ばす部屋は基本は大部屋一つなんです

それで、見逃すって大方職員同士で世間話でもしてたんだと推測できます

2回目に来た時は所長のやつも神妙な面持ちだったので
やっと、ことの重大さがわかったのでしょうか

まぁ、正直経営者(管理者)として部下をきちんと育成できないのでさっさとやめてほしいのですが
今回はAも直接子供と関わってないにしろ、ドアの施錠忘れ
もっというと、この人がその部屋で作業をやっている時にQ太郎が入ってきたという状況でもあります
その時はQ太郎を追い出しましたが、子供が入室してくる可能性を目の当たりにしたのに結果鍵の閉め忘れです

あと、この人前にもやらかして、メールの誤送信してるんですよ
利用者のアドレス全部(大半?)さらしたんだっけかな?

仕事ちゃんとできないのならとっとと引退してほしいです



ママは性格が穏やかなので、物静かに話してたものの
最後はさめざめ泣いていました

パパはこの無能どもに怒鳴ってやろうかと思いましたが、子供が起きることもありそれはやめました
今回は「ママがきちっと話せる状況を作ること」「詳細情報と今後について聞くこと」に重きを置きました

あと、このA
事情を聞いて、このAの不備が一番悪いと思って
別にパパはにらんだわけじゃないですが、強めの視線をおくったところ怯えてたというか
なにか驚いてました

(そりゃ、こんなことになるのお前のせいならこういう視線になるだろ)と思いましたが
それすら理解できていない頭の悪い人だと感じましたね


時系列まとめ(時時間配分のみなので時刻は大体です)

15時00分 (おそらくこの時間ぐらいに)Q太郎抜け出す
15時15分 Q太郎をいないことを知る ←事業所の報告ですが、おそらく15時30分・・・もっと遅いと思います
16時45分 一般の方に保護
16時00分 Q太郎警察に保護
16時30分 ママがパパに連絡


その後

今回のことって、世間的にお咎めなしでおわるのかと思い
ちょっと法律の専門家に何人かに相談してみました

債務不履行に当たるらしいですが、結局Q太郎が無事だったので訴えることは難しいようです

正直、「なんだそれ?」と思いましたが

多分、訴えることは可能なんですがそこにとてもお金がかかってしまうんじゃないかと
そして、相手からの慰謝料も期待できないので「難しい」と言ってるんじゃないかと勝手に推測します

もしくは、パパが相談したところがヘボだったか(笑)

その後、放課後デイ側は今回の事故を役所に報告する義務があったらしいので、提出する
報告資料ももらいました

一応、原因と解決策みたいの書いてますが
多分、この事業所また何かやらかすでしょうね

こういった事業所は利益のためなのか、認識が甘いのかわからないのですが
何でもかんでも子供を受け入れすぎだと思います

Q太郎の障がいの度合いは初めの面通しで説明しています
今回は多動が主でしょうが、そのことも説明しています

そして、通所が決定しました

それなのに、この体たらくぶり
多分、発達障がいをよくわかってないし、それを防ぐ術をちゃんとしていません
こういうのはちゃんとシステム化すれば防げると思います

誤解無いように言いますが、システム化と言ってもITを導入しろということではなく

迎え入れる人数を確認、教室に入った人数を確認
手のかかる子(発達障がいや年少)などは同伴もしくは同伴に近い形
基本二重(以上の)確認、ドアの施錠も同様
子供が想定外のことを起こしてつきっきりになっても、他の子供の面倒を代わりに見れる体制
子供の位置を常に把握してもらう

バスの置き去り事故もそうですが、『二重確認』『年少(より幼い)子に気を回す』『人数確認』をしっかり守れば
そういった状況にならなかったと思います

結局のところ、こういったチェック項目を確実に実施しない、やれない状況にあるなら
子供を受け入れるような事業所を立ち上げないでほしいです

職員の人数が少ないから大変、子供が多いから大変 みたいな理屈は通じません
(そもそも定員数と受け入れ数の基準は決まっている)

ただただ、管理体制が甘いとしか言いようがありません

最後に

こういうことがあると過敏になる親御さんがいるかと思います
別に過敏にならなくても、施設・事業所見学したりして少し懸念される場合だってあります

そういう時は安全確認しましょう、ご自身が納得するまで徹底的に

仮にうるさがられたとして、子供のことでうるさくなるのをしょうがないと思わない所は避けた方がいいですね
そんな意識が低いところは即判断でやめた方がいいと思います

親は子供のことについて、うるさくなります
こと安全面に関してはしつこいぐらい確認される場合だってあります

まぁ、受け入れ側もそういう態度は隠すと思うので、逆にちょっとでも態度が出たらチャンスですね
もう逃げてくください、そこには関わらないでください

逆に過敏にならない・懸念しない親御さんは以下のどれかですね

「信用しきってる」
「可能性を考えていない」
「何にも考えていない」
「自分が当事者になると思っていない」
「他にいい場所がない」

大げさかもしれませんが
ー仕事に対して…
ー子供に接する態度的に…
ー責任感に疑問を持ったら…

その場所は何かしら事件を起こす可能性があるのかもしれません

働く人たちも適当だと思います
生活のため、お金のために働いてるんでしょうか

お金が発生するなら責任は全うしてほしいですね
特にまだ幼い子を預かるのであれば

世の中こういう人たちがいるので注意が必要です

他人に迷惑をかける人は無責任だったり、モラルや倫理が破綻している人です
場所や状況が変わってもその人なりは変わらないのかもしれませんね

あと、どんなに確認しても、事故というのは発生してしまうケースもあります

言い方を変えれば、生きるということは、自分が事故に遭遇することでもあります(当事者、傍観者、加害者になる可能性)

ただ、それを自分で納得して未然に防ぐためにも目を光らせたりとか
いろいろな人と情報共有をしたり、対応することも大事になってきます
もちろん自分に責任の所在が無いとしても・・・です

結局のところ、被害を被るのは保護者側になってきますので
把握できるリスク管理や自分でしなければいけないですね

インターネットやママ友ネットワークの評判を知ることは最低限しておき、早めに兆候を感じて退避したいですね

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QAパパの楽天ROOM
療育グッズも載せてるよ
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【あわせて読みたい】

このブログはこんな感じ
はじめに

子供達はこんな感じ
似顔絵書いてみた

自閉症とわかるまで
第1回
【period0-1】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで
第2回
【period0-2】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査施設に行った編)
第3回
【period0-3】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査結果編)
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【period0-4】 自閉スペクトラム症とわかってから (幼稚園に報告編)
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【period0-5】 自閉スペクトラム症とわかってから (ママの勉強編)
第6回
【period0-6】 自閉スペクトラム症とわかってから (療育編)
第7回
【period0-7】 自閉スペクトラム症とわかってから (年齢別詳細)

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コメント一覧 (2件)

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    ぴょんです。
    こんなことが起きていたなんて。
    息子さん、保護されて本当によかったですね。でも保護されたからいいじゃんという話ではないです。結果論で無事で済んだだけであって、抜け出せた管理体制の甘さが問題なわけです。
    QAパパさんの言うように自覚や認識の甘さ
    が全てだと思います。私も親として放課後デイを信頼しきらないようにしようと思いました。もっとこの記事をたくさんの親御さんに読んでもらいたいですね。

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    仰る通り!
    今回は大ごとにならなかった・・・でも次も起こるかも?なので
    管理体制は見直してちゃんとやってほしい
    他の子にも危害が及ぶので

    とはいえ、Q太郎は奇跡的に何も起こらなかったわけだけど
    外に出てしまったことは事実なので、そこは正直「呆きれ」「むなしさ」「怒り」の感情が入り混じっています

    結局のところ、子供を預けるわけなので
    親がずっと見れるわけじゃないので、完全な回避はむずかしいのかもしれません
    最初にちゃんとした事業所を選ぶしかないんでしょうが、それも難しい・・・

    ただ一つ言えることは「何か起こってからじゃ遅い!」ってことですね

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