Q太郎4歳!初ゲレンデだったかな?
~前回のあらすじ~
療育っていっても
ママも勉強するんだぜ?
だって、家族一致団結してやるのが療育だと思いますよ
大なり小なり障がいを持った子供がいる家庭はそうしていきたいですね
過去の話はコチラ
第1回
【period0-1】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで
第2回
【period0-2】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査施設に行った編)
第3回
【period0-3】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査結果編)
第4回
【period0-4】 自閉スペクトラム症とわかってから (幼稚園に報告編)
第5回
【period0-5】 自閉スペクトラム症とわかってから (ママの勉強編)
Q太郎は療育でどんなことやってるの~?
一日の流れは大体こんな感じ
Q太郎が通っている療育は1年単位です
療育を受けた結果Q太郎がどうなったのかわかるよう記載します
赤字:療育通ったばかりQ太郎の出来
青字:療育卒業間近Q太郎の仕上がり
■着替えの練習
教室に着いたら着替えを行い、脱いだ服はかごに入れる
(母親は後ろから見守る、先生が出来具合をチェック表に記載する)
療育に来てる子って、大なり小なりいろいろな症状の方がいるので(極端な症状だとクラスが違いますが)
着替えができない子ももちろんいます
なので、その練習ですかね
Q太郎は着替え自体はできましたが、どちらかというと多動が激しく
着替えが完了しないので、そのスペース飛び出したりとかありました
多動というか興味がある場合他に行こうとしますが
基本的には着替えを行います
また、ボタンの脱着も上手なりましたし、着替えるも早くなりました
■朝の質問会
この後おもちゃで遊べるんだけど、そこに行く前先生と一対一でやりとりする
簡単な質問を2~3個して、指定の場所にシール貼りをさせるような感じ
口頭での質問。自分の名前だったり、天気だったり
そのあとおもちゃ遊びも意識させるので(させるというか、しちゃう)
忍耐・・・って言ったら、ちょっとオーバーですけど
少しおもちゃ遊びをやりたい気持ちを抑えてもらう狙いも・・・あるのかな
コミュニケーションが極端に弱いQ太郎
回答はからっきしでしたね・・・
簡単な質問に答えられるようになったというか、質問自体を覚えてしまって回答するかんじ・・・
それじゃちょっとちがう
言葉の意味を理解するのはもう少し先かな
■シールはり(毎回)
療育の進捗をシールで紙に貼る
シール選びは先生から「どっちがいい?」と聞かれて選び
シール貼る→先生に渡す→シールのごみをゴミ箱に捨てる
それから「おはようございます」の挨拶をする
コミュニケーションの一環としての簡単なやり取り
先生の指示を聞いていくという流れ
毎回やるから自然に身につくだろうね
はじめはとまどってたけど(とまどってたというか「やったれ~」みたいな感じ)
普通にできるようになった
まぁ、課題自体は難しくないし
普通にできますね
ただ、おもちゃ行きたくて雑になる
■おもちゃ遊び→片付け
いろいろなおもちゃがある
レゴみたいなブロック系やトミカ、プラレール
ままごとセットやアンパンマンの〇〇みたいなおもちゃもある
ちなみにおもちゃは毎週微妙に変わる(ローテーションするっぽい)
部屋ごとにおもちゃの種類をわけてるよう
あきさせない工夫や
物が多いと落ち着かなかったりするのでまびいているんかね
家にもこれぐらいおもちゃあるんだったらYOUTUBEで子供用チャンネル作りますわ
Q太郎は「おもちゃ貸して~」と言えてたがほかの子は言えない子が多かった
これだけじゃないけど、発語に関してQ太郎よりできない子がいたのもこの時初めてだった
1年たってもあまり変わらないね
まぁ、おもちゃ遊びなんで、成長の変化がわからないかもしれない
ただ、ブロック系とか得意なんだなと改めて思う
■1枚絵から質問されるので回答する
ここからは子供達みんなでテーブルに座って行います
あとは歌に合わせて手拍子したり、手遊びしたり
みんなと同じ空間でおとなしくできるかどうか
親が補佐役になるので、そのまま子供の補助をします
ほとんどの子が席におとなしく座っていられない・・・
多動の多いQ太郎は割とすんなり座ってくれましたが
ちゃんとした姿勢で座れないので、ぐにゃぐにゃしてたり机に突っ伏してたりしてました
みんな体幹がまだ弱いんでしょうね
こちらは少し変わったかも
だけど、それは体が成長して姿勢を維持する力が備わってきただけのような気がする
集中力がなくなると机でだら~としちゃう子が多いような気がする
■絵本を読んで質問されるので回答する
これも上と似たような感じです
1~2歳ぐらいの絵本から出題する感じです
他の質問になったときも、ママのほうを振り返って「ショベルカー!」などど
関係ないことをいってきたり・・・(いつもの、”悪ふざけ”でしょう)あと立ち上ろうとしたり・・・
まぁ~ひいき目に見たら
落ち着いたかな?
いきなりドバッとどっか行こうとしなくなった
■運動1
リズム遊び
お母さんと手をつないで、ピアノの音に合わせて動いたりする
例えば”高音の時はジャンプする”など、外部から情報によって動作を変える
これ初期は結構できなかった子多かったんじゃなかったっけな
そもそも音に対して、反応が鈍かったりする子が多かった
すばらしくダメですね
興奮してやろうとしない
最初はてんでだめだったけど
以前よりかは反応するようになってきたね
全部はできないけど、特定のアクションだけは対応するようになった
競争
二人でレースをする
滑車つきののりものにのり、寝そべって移動したりします
他には平均台のトンネルやネットの下をくぐったりします
そうです障害物競争のようなものです
違うところといえばお母さんも補助役としてとなりで走っていることぐらいです
他の子もそうだけど特定の障害物だけやたら苦戦する
発達障害の子ってこういう振れ幅が大きいっていうのを再認識させられる
Q太郎も含め皆さんイイ感じにできるようになった
ダンス
そのまんま、先生見て真似して踊ります
すごい複雑ではありませんが、ちゃんと先生を観察して
それを音楽に合わせて実行するのだから、できることできない子の差が激しいと思います
Q太郎はできたりできなかったりかな、そもそもダンス好きじゃないだろ
1年後もあんまかわらん
そもそもやる気がない
ふれあい遊び(お洗濯)
裸にして(おむつ一丁)遊ぶ
あっそのためか室温が暑めあの
たぶん皮膚過敏を和らげる効果がある
これは通年通して楽しんでくれた
「キャ~」といってうれしそう
■教材遊び
二つの机があって、待機席と実技席という感じかな
待機席にいる子供が一人ずつ呼ばれ、実技席で課題をやります
課題はランダムで一日1課題ずつ
課題1
・お皿に入っているプラスチック製の1cm大のおもちゃをお箸で拾ってコップに移す
・様々な形のビーズやコインをお箸で拾って、空き缶に入れる
とにかく手先鍛える感じの課題
Q太郎はビーズを飴玉と勘違いしたのか、素手で口に入れてた(2回ぐらいやってかな・・・)
もう余裕!手先は器用だぜぇっ~~~と(Z)
課題2
パズルなんだけど、4~6ピースですべて同じ形の正方形のもの
すぐできた(絵柄はなんだっけ?忘れた)
課題3
カードに色と番号が書いてあるので、その順番通りにその色のビーズを入れる
最初は意味がわからなかったようだけど、先生からの再説明を受けて出来ました
それからというもの問題なく対応できた
課題4
みかんの木のアップリケにリンゴのリングをつける
最後のひとつだけ
ちゃんとはまっていたかわからなかったようで、先生の手助けで3回目でできた
・・・これも問題なくできるようになったね
課題5
レゴの組み立てた写真(人形:3ピースx2 余分なパーツもあり レゴの種類:duplo)を見て
それを作る
これは難易度高いと思う・・・
Q太郎の作り方が独特だったようで「そう作ったかー」と言われた
余分なピースは一切持たず、また向きなども問題なくできるので
先生にほめられてたので、自閉症としてはレベルが高いのと思った(親として素直にうれしい)
パパもレゴ系得意なんで似たのかもしれませんね
通年通してなかなかの出来
課題6
何枚かカードを用意して枠に配置する
ポストのようなものに先生の指示のものを入れる
抜けた枠には新しいカードを補充して繰り返す
Q太郎がすぐやろうとするので、手はお膝と注意されていた
途中から学んだらしく、手はデフォルトでお膝だった
総数:15枚以上
課題7
ボーリング
玉を転がしピンを倒す遊び
先生が見本を見せる→それを覚える→投げる時には先生の号令が必要→先生の真似をして投げる
という感じ
Q太郎はあまり得意じゃないね
数本しか倒せない
1年たっても成長が見られず
ってか、興味ないんだよ
これらの課題は親も同席するんだけど
Q太郎がとちった時にパパが指摘したら先生に怒られたことがある・・・(反省)
つまり、多少もたついても子供にやらせることが大事だということ
■運動2
体育館のような広いところで遊ぶ
そこにはトランポリンや玉入れ、三輪車や足でこぐ車の乗り物など
あとは鉄棒やぶら下がり棒なども
お外で遊ぶような少し大きめのおもちゃ
体を動かすって意味で普通に運動ですね
体幹を鍛えたり自閉症を含む発達障害の子供達にとっては有効と思います
Q太郎はというとのりもののところのボタンを押しに行ってた・・・(まぁ、通常運転)
そんなに執着は見られなかった
でも、なんだかんだいって
用意されてあるは一通りやった(親の指示なしで、Q太郎が自分で選んだ)
バスの降車ボタンのおもちゃがあって、ずっと、押しまくってた
離れても、押しまくってた
○×のボタンがあって、それも押してたら、ほかの子が集まってきた
だって、ピンポムピンポムうるせーもん
■昼ごはん
みんなで食事しましょう
みんなで「いただきます!」「ごちそうさまでした!」
これはどこも一緒ですね(温かい目)
食事の後は歯磨きもします
Q太郎は先にご飯を全部食べちゃって
おかずは後から食べた
■プレイルーム
食事の後はプレイルーム
最初の方におもちゃ遊びをしたところをプレイルームと呼びます
■帰りの会
絵にあわせて回答したり、歌を歌ってさようなら
これも朝やった内容と同じですが歌や絵は違うものをチョイスされます
療育期間は1年ですが
Q太郎は2年通いましたね
2年分まとめるのが本当に大変だった・・・・・
療育内容は大体合っていると思います
療育内容をまとめてるとこんな感じ
日常生活(着替えや歯磨きなど)のリズムに合わせた訓練
質問に対して答える訓練
指示通り動く訓練
手先や指先の訓練
おとなしく待つ訓練
これはご自宅でもできる内容かと思います。
子供に合わせてカスタマイズして実践するのは良いことですね
もちろん、療育センターでプロの方々に療育を実施していただけたら
それが一番かもしれませんが
クラスは定員制なので、人数的にあぶれちゃう子たちもいるのが事実です
選定理由はその療育センターによってまちまちでしょうが
「障害の度合い」や「幼稚園・保育園入園できなかった」というのがあげられます
狙って入れるかはその時の次第で運の要素も大きいので、ご自宅でもできるようにカスタマイズしてみるのもいいですね
さて次回は
Q太郎の発育についてお話ししようと思います
Q太郎の発育状況に続く・・・
【period0-7】 自閉スペクトラム症とわかってから (年齢別詳細)
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