児童発達支援教室に入れない場合の自宅でおこなう療育

さて、発達支援教室に入れなかった対処法ですけど
自宅で療育していくしかありません

前回: 放課後デイに入れない理由と解決方法

まぁ、対処方って言うか、対応って言うか
療育的なことやりたいならって話になります

発達障がいはいろいろな症状・種類がありますが、我が家の場合は対象がQ太郎になりますので
あくまでも対Q太郎の療育方法となります

実際家でやっていることを書いていきます

しょっちゅう言ってることですが、QAパパは専門家じゃないので権威性はないです
ただ単に自閉スペクトラム症の子(Q太郎)がいて、何かを実践してQ太郎がどう反応するかどうかの話になってきます

共感をしていただけて参考にしてくださるのなら、試しに実践をしてみて結果が変わるなら教えていただければと思います

目次

療育ってなにやるの?

児童発達支援教室だったり、放課後デイだったりと
どちらも療育はあります

児童発達支援教室は療育傾向が強いですが、放課後デイも療育はあることはあります

そもそも、定型発達の子を預かるのが学童なので、放課後デイは発達障がい向けになってきます
そこで療育要素があるわけなんですね

ただ、放課後デイの療育は療育と言っても、明確な基準がないと思っています
預かって、発達障がいの子を相手をするのが療育ともとれるところもあります

これについては事業所まちまちだと思っています

そんなわけで
療育をがっつりしたいのであれば、児童発達支援教室になってくるわけです

ただ、誤解しないでほしいのが

児童発達支援教室は6歳まで
小学校あがると放課後デイになってしまうんです

これは選べるのではなく、年齢の問題で入所場所や状況が変わってくるということです

Q太郎は幼稚園の時に児童発達支援2つに通っていましたが、幼稚園休んで行ってましたから
学校とか幼稚園終わってから行くという意味とは違ってきます

学校終わっていくのは放課後デイなんですね

そして、療育とは何をやるか?

それは、個人の状態・症状に合わせてまちまちになってきます

Q太郎の場合は体幹とコミュニケーションでしたね

まず体幹を鍛えるのは姿勢がぐにゃるからです
発達障がいの子って体幹に関しても未熟な部分が多いから席にきちんと座っていられないってことがあります
発達障がい関係なくても幼い子ってこれができないことが多い
その結果、離席して歩き回るケースもあるわけです

これは学力にもつながってくることだと予想できますし、できる限り早めに対処したい項目です

席に座らせるための練習もあるわけです
例えば、10秒座ってもらい、うまくいったら、次は20秒・・・・など
徐々に時間を長くしていくのです

姿勢が崩れてきたら、姿勢を直すよう言い聞かせたり、補助してやるのも役目です

そもそもの体幹を鍛えるために運動もしてもらいます
手軽にトランポリンがいいんじゃないでしょうか

大抵の療育施設には置いてあると思います

あと、他にも体幹をきたえるのであれば、スラックラインも有効です

要は姿勢を維持しなければいけないので、ブレない姿勢なので、少しの筋肉と正しい姿勢が重要になってくるわけです

あと、着席姿勢を維持するために椅子を使いますが
補助椅子的に役割のものも存在します

それらを使えば自然に体はまっすぐになります
我が家でも使っています(Q太郎だけでなく、アンちゃんも)

コミュニケーションに関しては

Q太郎は発語がままならないので、質問をする感じですかね

先生が質問をしてQ太郎が応えるという感じです
やはり、ここでもうまくできないのであれば、補助をします

例えば「昨日は何食べたんですか?」と聞いて答えられなかったら
「昨日はカレー?ハンバーグ?それとも違うもの?」と聞いてあげます

言葉が出ないのなら、ヒントを言う
例えば、ハンバーグ食べたのにその答えが出ないのであれば、「ハ?(ハンバーグのハ)」と聞いてあげます

また、単語を紙に書いてあげてパズルのように組み合わせるのもアリだと思います

これはQ太郎がひらがなを覚えてるからですね

質問に答えるはもちろん別の能力になってきますが、何かに対応できるようにさせるというのは
やり方はひとつじゃないということです

まずは、お題に対応できるようになるというのが重要です

子供全般に言えることですが、大なり小なり成功体験はさせまくるべきです
Q太郎は他の子ができる当たり前のことができませんが、そこが彼の成功体験になってくるところでもあります

まずはプロ(専門家もしくは教育をうけた人達)が実際にやったことを真似することがいいでしょう

もちろんこういう人たちは、話しかけ方やアプローチの仕方は細部までしっかりできているので
両親が療育をプロ並みに真似することは不可能だと思います

自宅で療育を行う注意点

療育とは日常生活がうまくいくための練習になってきます
間違ったこと教えるということはほとんどないとしても、以下のような注意点あります

①うまくいかなくてもしょうがない
②怒ってはダメ
③時間をかけるというか生活に取り入れる

これらは絶対です
覚えておいてください

①はそもそも生活に療育を取り入れるということは親の負担が上がるということです
そこに大変さは絶対あると思っています
そこで、効果や成果が出なくても、うまくいかなくてもしょうがないと思ってください

発達障がいは個性と言われ、療育をしたからと言って、それが必ず改善するわけではないのです
気になる点(問題)を小さくすることが課題だと思っていますが、うまくいかないこともあると理解してください

しょうがないと思うことはあきらめにも似ているかもしれませんが、そういう気持ちの持ち方も大事ですね

②怒ってはダメというのは、①に続いてきますが、うまくできないからと言って怒るのはダメです
叱ることはいいですが、それもやめた方がいいと感じています

定型発達の子よりストレスを受けやすい可能性だってあります
あと、基本的に育児に関して怒るのだめです
言葉が通じるのであれば、何回も手法を変えて伝えてやりましょう

そして、親子仲良くコミュニケーションをとりながらやっていくものを療育だとパパは思っています

③はそのままです
療育チックなことを生活に取り入れれば、わざわざやる感やらせる感が減らせるわけです
あと、自閉症とルーティンは相性がいいので、ハマればずっとやり続けます

ルーティンとは、決められた一連の動きや動作という意味があります。 決められた行動を行うことで、自身のリズムをいつも通りに整えることができます。自閉症に関しては決められた動きをしないと受け入れられないというときがあります

我が家の場合はこんな感じです(10歳時点です)

■体幹
・ごはん中は姿勢を良くする・・・姿勢を意識
・公園では体を使った変わった遊びをさせる・・・体幹を鍛える
ーブランコの策の上を歩かせる(補助付き)
ー滑り台逆上り(他の子がいない中で)
-トランポリン

■発語
・些細でもいいので、こちらからコミュニケーションをとる(Q太郎は話さないからそもそもコミュニケーションは発生しない)
・質問をする(学校の給食なんだったの?授業はたのしかった?など)
・学校の授業もテキストベースでやらせるわけでなく、ホワイトボードに抜き出してコミュニケーションをとりながらする
・いろいろできないことが多い中、何度も説明して寄り添ってあげる
・教科書から質問したり、過去にやっていたベネッセの教材を利用して問題を作って質問する
・とりあえずQ太郎にストレスを与えない程度に関わりを持とうとすることが一番大事

■知育
・とりあえず、いろいろできるパソコンやスマホを渡す
これを渡せばほっとける感強いですがが、パパママが忙しい時は相手にすることが困難なので、おもちゃを渡して勝手に遊んでもらうことはしてもらう

・映像に興味がある
テレビなどを見るけど、やはり言葉がわからないため、ロゴを気にしたりテロップを見て楽しむ
あと、テレビの距離は前のめりになることが多く、それは静止している
数百回は注意しているが、直らない
注意の方法は現在検討中

・レゴブロックなどを渡す
→子供のころは興味あったのに今はない

・クイズやミニゲームなどの本を渡す
→興味が無い

・興味を持ったことは追及させる(電車、車、エレベーター)
定型発達の子もそうですね
「興味を持つ」と言うのは情熱(原動力)なのでやらせた方がよいです
※親判断で危ないものややらないでいいことは除く

■その他のしつけ
・癇癪に対して
Q太郎は癇癪をけっこう起しますが、言葉がしゃべれない分原因がわからないことが多い
そして、こちらの言葉もわからないので、なだめても鎮まらないことが多いです
そういった場合は怒らず、寄り添ってあげる
そして、彼をなだめる指示も最小限に「おこってもしょうがない」「まずはおちつこう」「どうしたいの?何をしたいの?」の3パターン

・ホワイトボード記載
聴覚での情報取得能力が低いため、ホワイトボードに書いて視覚化してあげる
そこで初めてQ太郎から意見を聞くことがある(これはやだ、これはいい など)

ざっくりいうとこんな感じです
療育っぽい以外なものも混ざってるような気がしますが
そもそも療育の意味とは

療育(発達支援)とは、障がいのある子供やその可能性のある子供に対し、発達の状態や障害特性に応じて、現状の困りごとの解決と、将来の自立と社会参加を目指し支援をすること 

という意味なので、生活していく上でスムーズに回ることが目的なので
まずは実環境(自宅)に合わせたやり方が一番理想的だと思います

これは逆に言うと、事業所ではできないその家庭だけでできるという強みとなってきます

まとめ

本当はプロ(有資格者)に頼むのが一番ですが、そうもできないことだってあります
その場合は自力でやるしかないです

普段の生活で組み込むようなことを発展できれば、基本的に大きく間違うということはありません

療育というのは子供のためだけでなく、親も理解して深めていくものだと思っています

具体的なことがわからなければ書籍を探してみることをおすすめします

そこまでしないまでも、子供に声をかけて、困りごとを解決するようにじっくり時間をかけて向き合うことが
パパは最高の療育だと思っています

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【あわせて読みたい】

このブログはこんな感じ
はじめに

子供達はこんな感じ
似顔絵書いてみた

自閉症とわかるまで
第1回
【period0-1】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで
第2回
【period0-2】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査施設に行った編)
第3回
【period0-3】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査結果編)
第4回
【period0-4】 自閉スペクトラム症とわかってから (幼稚園に報告編)
第5回
【period0-5】 自閉スペクトラム症とわかってから (ママの勉強編)
第6回
【period0-6】 自閉スペクトラム症とわかってから (療育編)
第7回
【period0-7】 自閉スペクトラム症とわかってから (年齢別詳細)

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