高機能自閉症児の12の特徴

自閉症について知っている人も知らない人も、今まで自閉症の人に普通に会っている可能性はあります
接していて、気付く時と気付かない場合があります

その違いはなんでしょうか

まずはシンプルに自閉症の特徴を知らない方

知らない=わからない=意識しない のでそうなるでしょう

他には自閉症の特徴が小さく気付かないケース

自閉症というと、言葉を話せず、身の回りのこともできない子どもの姿を思い浮かべる人もいるかと思います

人の性格と同じで、症状(状態)も大なり小なりだったりします

つまり、自分が持っているイメージとかけ離れている場合ですね
そもそものイメージ自体が間違っている可能性もあります

自閉症もそうなんですが、自閉症スペクトラムには非常に幅広い症状や特徴があるということです。

また、自閉症には、軽度、中等度、重度など、いくつかの機能レベルがあります。
しかし、これらのレベルにも、人によってはそれぞれ異なる多様な症状があります。

発達障がいの子だとして
もっと詳しい状態を判断するのは、お医者さんの診断が必要不可欠だと思います
そして、そこで発達の進捗状況や診断してみて、自閉症の特徴を探しだします

しかし、高機能自閉症である子供は、その特徴が非常に明白ではないかもしれないので、気付きにくい場合もあります

今回は高機能自閉症の特徴をいくつか挙げていきたいと思います
でも、これらは自閉症や自閉スペクトラム症の特徴とも重なる部分があるので、一つの参考程度に位置づけましょう

目次

自閉症とは何ですか?

そもそもの特徴として自閉症スペクトラム(ASD)をおさらいしておきましょう

自閉症スペクトラムは、コミュニケーションと相互作用の能力を損なう神経学的障害です
スペクトラムは複合を表す言葉なので、自閉症+αの症状になります
自閉症は治療法を持っていませんが、症状を軽減するための治療とすることができます。

高機能自閉症とは何ですか?

高機能自閉症は、知的障害のない自閉症になります
しかし、高機能自閉症を持つ人々は、コミュニケーション、感情、認識、表現、および社会的相互作用を含む特定の領域における欠陥を持っています。

どのくらい早く我々は、自閉症の初期の兆候を見ることができますか?

ほとんどの子供は、12ヶ月 – 18ヶ月の年齢の間に自閉症の兆候を示し始めるようです
そして、それらの多くは3歳までに診断されます
でも、症状が目立たない子供たちは、早期診断されず、多くは診断されることなく大人になっていく場合もあります

自閉症問わず、大人の発達障がいというものがありますが、そもそも発達障がいだったのに
気付かないで、そのまま大人になった可能性があります

大抵は仕事をして、気付くんじゃないでしょうか

子供の時は許されていたけど、大人になってからはその行動に責任が伴うことが多くなります

そしてできない→注意される→自己嫌悪に陥るで気付く場合がおおいでしょうね

つまり、高機能自閉症の最大の問題としては、お医者さんも親でさえ気づかないことが多くあるということです
この理由として、高機能自閉症は、しばしば状況に溶け込むようにうまく適応できることがあるためです

周りの認識としても、自閉症の知識を知っている人も気付かないことがあるということですね

自閉症は遺伝的要因があるようで、本人は気付かないですが
結婚して、子供ができて
その子供が自閉症になって、初めて気づくときもあるそうです

あとは性別によっても違います
男のと子と女の子で違います
女の子の方が見落とされがちです

その理由は、発達の問題で、女の子は男の子よりも早く成熟する傾向が多く、状況に適応して溶け込む能力が高いからだったりします

今回は一つの視点として高機能自閉症の特徴を挙げていきます

もしあなたが自分のお子さんが高機能自閉症かもしれないと疑っているなら
これからあげる特徴を見てはいかがでしょうか

1.アイコンタクトの欠如

よく言われる自閉症の特徴は、視線が合わないことです
Q太郎のことになりますが、彼が3歳~5歳は視線ほとんど合いませんでした
向こうがしゃべっても(単語レベルですが)、どこ向けになのかわかりませんでしたし、こっちがしゃべっても視線は合い                                                                                                                                         ませんでした

話を理解できないというのもあると思いますけど、人を人を見れないイメージでしたね

お医者さんも自閉症と判断する基準の一つにアイコンタクトの欠如を確認してると思います
自閉症はアイコンタクトを避けたり、アイコンタクトを維持するのが困難であると定義されているからです

自閉症の人がアイコンタクトをとるのが困難な理由としては、集中が困難な場合と社会的不安から来ます
相手の目をいつ見ていいかわからないなど、様々です

もちろん、すべての自閉症者がアイコンタクトができないというわけでもありません

2.つま先立ちの歩行

自閉症スペクトラムの子は、つま先立ちで歩くことが多いといいます
一般的な理由として、感覚の問題であったりします
また、自閉症によく見られる筋肉の問題が原因であることもあります

Q太郎はつま先立ち歩きはしませんが、療育通っていたときには2~3人はいましたね
しかも、つま先立ちと言っても個人差が出ますね

片足だけの子だったり、あとは角度が微妙に違ってたりします

感覚的なものなので、本人に指摘しても修正するのに時間がかかる場合があります

3.物を並べる

子供が同じようなおもちゃや物を並べているのに気づいたことはありませんかね?
こういうケースは、その子が高機能自閉症の可能性があるかもしれません

これの意味としては、しばしば強迫観念的な行動や、コントロールやバランスを見つけるための子供の方法です
多くの大抵の子どもはおもちゃを並べますが、高機能自閉症の子どもは毎回同じように並べ、それが乱れると非常に怒ることがあります

Q太郎はもわりとそうです
低年齢の時の方がこの傾向は強くて、いろいろなものを並べたり、かさねたりしています
ホワイトボードを買ってからは路線図を書いたりしていますね
パパがいたずらで違うものを書くと即訂正します(笑)

4.言葉の繰り返し

自閉症の子どもたちは、たとえ会話をしていなくても、特定の単語やフレーズ、あるいは耳にした音を繰り返すことがよくあります。これはエコーラリアと呼ばれます

これとは違うケースですけど、こちらの質問を繰り返すことをQ太郎はします
我が家ではこれをオウム返しやオウムと呼んでいます

エコーラリアは、不安なとき、嬉しいとき、あるいは悩んでいるときによく使われると思います
Q太郎はエコーラリアよりも宇宙語を発することが多いです
きちんと言語化できないのでしょうか、その場合もエコーラリアと同様に不安やイラついてるときですね

5.交流について

社会で交流することは、自閉症の人々にとって非常にストレスの多いものになったりします
高機能自閉症の人々だって例外ではありません。
自閉症や自閉スペクトラムの人たちは、適切な交流の仕方がわからず、社会不安を抱えていると思います

症状の度合いによっては変わってくるとは思いますが
他人を気にしなさすぎたり、話の行間を読めなかったりします

Q太郎もそうですが、他の子どもたちと一緒に遊ぼうとせず、他の子どもたちにどう対応していいのかわかりません。

一方、他の子のケースですが、この子は他の子と遊びますが、他の人のパーソナルスペースをどのように尊重したらよいのか、なかなかわからなかったりします

これを解消することは学んでいくことや自閉症状を軽減することでしかないと思いますが
周りの相手が自分(自分の子)に対して理解していただくというのが必要不可欠となってきます

6.特定の激しい興味
高機能自閉症の人は、特定の興味や考えに強烈に執着することがよくあります。
もし自分の子供が一日中何時でも同じような遊びを繰り返していたら、これは高機能自閉症のサインかもしれません。

あくまでもそのサインだけであって
単に面白くて集中してるだけかもしれません

これはじっくり観察して判断した方が良いと思います

7.強迫観念のようなもの
高機能自閉症の子どもたちは、強迫観念が強い傾向があります
よって、制止されたり、拒否されたりするとハレーションが大きくなりやすいです

1つのことに執着し、それに全エネルギーを注ぎます
これは自体は悪いことではありませんが、満たされないと、手に負えなくなることがあります
反動が凄いですね

8.刺激を求める
スティミングという言葉があります
これは「自己刺激行動」の略称です。
刺激行動は、自閉症スペクトラムの人たちが感覚を入力したり、感覚の過負荷を和らげたりするためにしばしば用いられる方法です。刺激行動の一般的な例としては、以下のようなものがあります。

走る
家具に飛び乗ったり降りたりする
おもちゃを投げる
壁にこすりつける
そわそわする
乱暴な遊び
なめる
音楽をかけたり、大きな音を出す
明るい光を求める(テレビ、光り物、太陽光、ストロボなど)
大胆なハグ
物や衣類をかじる
手や腕をばたつかせる
手拍子、手を叩く
指を鳴らす
過度のまばたき
揺さぶる
ヘッドバンギング
回転
物体を回転させる
音声刺激(ハミング、叫び声、口の音、言葉の反復など)
ジャンプ

9.感覚過敏だったり、極端に苦手なものがあったりする

例えば、イヤーマフをつけるといった場合があると思います
Q太郎もその状態で学校に行ってるんですが、これは聴覚過敏だからです
おそらく嫌な音があったり、必要以上に音が大きく聞こえたりすることがあるんだと思います
思えば、彼が4歳ぐらいの時テレビを必要に消したがっていました
いまでこそ、これは亡くなっていますが、
当時はテレビから出る微妙なノイズがいやなのかなと感じた記憶があります

他にも特定の音、臭いや映像に対して否定的な反応を持ったりする子もいます
後は特定の食感だけを好んだり嫌がったりするので、同じものしか食べないって子もいますね

10.決まり事や規則性が破られたときのハレーション

自閉症と言えばこだわり、そしてこだわりが守られないときのハレーションは大きいです

例えば、朝起きて決まったことをするけど、寝坊して時間通りに起きられなかったとき
癇癪はすさまじい(実際のQ太郎)

でも、必ずと言っても朝起きた時のルーティーンが守られなくっても癇癪を起こさないですし
別のことだと大丈夫だって時もあります

これは本人が執心や執着してることやこだわりが強いところで発生します

柔軟ではないとも言えますが、逆に言うと自分がこだわったことには才能を発揮する可能性もあります

11.感情に敏感

悲しんだり怒ったりはもちろんするでしょうか
特定のことになったら、眉一つ動かさなかったりと
鈍感というか「そこでなんともおわないんかい!」みたいなことはあります

自分だけじゃなく、他人に対しての気持ちを理解するというのも苦手な子がいます

また、自分の感情をコントロールするのが難しい状態のときもあるので
落ち込んだら、ずっと落ち込む・・・でも、もうケロっとしたりと様々ですね

不安定だと思いますが、何かしら理由があったりしますね

12.眠りの問題

あなたのお子さんは寝つきが悪かったりとか、逆に朝早く起きてしまうことなどありますか
これらは自閉症の子供や大人に超よくあることです。

自閉症の人が睡眠に問題を抱えるのにはいくつかの理由があります。

感覚的な問題
レーシング思考(頭の中でいろいろな考えが次から次へと目まぐるしく駆け巡っている状態)
不安あらくるもの
不眠症
メラトニンの不足

あまりにもひどかったら、お医者さんに相談ですかね

自閉症の「こだわり」を逆手に取る方法も有効です
・目覚ましをセットしてその時間に起きる
・朝〇〇時にこれをする など

まとめ

今回これらの特徴は高機能自閉症だけでなく自閉症や自閉スペクトラム症も共通の部分はあります
そして、高機能自閉症の場合は、通常の自閉症と違いできることが多いと思います

それゆえに自分に劣等感を持ったりすることもあります

まずは自分の特徴を把握して
それをうまく「こだわる」ことで、勉強や学ばなければいかないことを習得していくように
常に工夫を考えることが人生を幸せに生きるコツだと思っています

発達障がい全般を凸凹個性と言ったりしますが、得意と苦手の部分が多いので
できることは伸ばしていき
苦手なことは少しづつ良い方向に持って行く心がけが大事です

——————————————————-
QAパパの楽天ROOM
療育グッズも載せてるよ
watashinoroom.png

【あわせて読みたい】

このブログはこんな感じ
はじめに

子供達はこんな感じ
似顔絵書いてみた

自閉症とわかるまで
第1回
【period0-1】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで
第2回
【period0-2】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査施設に行った編)
第3回
【period0-3】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査結果編)
第4回
【period0-4】 自閉スペクトラム症とわかってから (幼稚園に報告編)
第5回
【period0-5】 自閉スペクトラム症とわかってから (ママの勉強編)
第6回
【period0-6】 自閉スペクトラム症とわかってから (療育編)
第7回
【period0-7】 自閉スペクトラム症とわかってから (年齢別詳細)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

このサイトは reCAPTCHA と Google によって保護されていますプライバシーポリシー利用規約 申し込み。

The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.

目次