特別児童扶養手当というものがあります
これは未成年で障がいのお持ちのお子さんに対して、国から出る手当です
もちろん事前に審査があります
特別支援学級就学奨励費と同様に条件がありますが
こちらもきちっと理解しましょう
共働きが標準になってきた、今の世の中で
親が障がいを持った子供の面倒を見ることによって、働けなくなる可能性がありますので
ぜひ内容を確認して自身の家庭が該当するか照らし合わせましょう
それでは特別児童扶養手当を深堀します
特別児童扶養手当ってなーに?
20歳未満の障がいを持った子供を面倒見る親や養育者に対して支給される手当となります
障害の状況に応じて1級または2級として認定されます。
もらえる条件は?
”障がい手帳や療育手帳を持っていること”が必須条件ではありませんが
交付相応の度合いでなければ受給できないと考えていいかと思います
↓以下に該当しない場合は審査には診断書が必要となります。
(療育手帳(A1・A2判定)、又は身体障害者手帳[1級から概ね3級まで。
ただし視覚障害(視野狭窄を除く)、聴覚障害、肢体不自由(欠損の場合のみ)、
音声・言語障害等]を持っている児童は、診断書を省略できる場合があるようです
診断書は療育センターか対応できる病院に行ってお子さんを診断した上で作るような流れになります
手帳交付とは別の審査を受けて認定されたときに受給できます
受給は2年単位で更新を行います
更新時は再度審査を受ける必要があります
ちなみにQ太郎は手帳はB2→B1の判定となりましたが
B2、B1の時もそれぞれ受給できました
B2程度じゃもらえない可能性が高いようですが
お子さんの面倒を見るうえで
「どのぐらい手がかかるのか」「普段の生活に支障をきたしてしまう」ことを
受診時に伝えることをおすすめします
厚生労働省のホームページに
目的として
「精神又は身体に障害を有する児童について手当を支給することにより、これらの児童の福祉の増進を図ることを目的にしています。」
とありますので
お子さんをメインと考えたとき両親や養育者の負担がかかるようなことがあるだけ
受給対象になりやすいと考えます
もらえる額は?
手当月額は1級52,500円、2級34,970円です。
振り込み名はコウセイロウドウダイジンカンボウで
年3回振り込み(一回の振り込みが4か月分)が発生します
所得が多い家庭はもらえない場合があります
詳しくは厚生労働省のサイトを確認しましょう
手続きは?
Q太郎の場合は療育センターに行ってたので
特別児童扶養手当の情報を知ることができました
もし療育センターに行ってない場合も普通に市・区役所に聞いた方がいいです
手帳を持ってない場合でも障害・疾病等のせいで日常生活に著しい困難があるケースでは受給できる可能性があるからです
更新の場合は市・区役所から郵送で連絡が来ます
その場合は療育センターにて診断してもらって・市・区役所に提出です
その他
あくまでもこの手当は「20歳未満の障がいを持った子供を面倒見る親や養育者に対して支給される手当となります」ので
子供の口座に振り込むと生前贈与扱いになり税金が発生する可能性があるので注意です
生前贈与対象額は年間で110万円で、手当だけでこの額を超過するのは難しいと思いますが
純粋にこの手当も生前贈与対象に入るのでうっかりオーバーしないように気を付けましょう
生前贈与対策でジュニアNISAという方法もありますが
・・・これは機会があったら別で載せようと思います
いかがでしたでしょうか
特別支援学級就学奨励費に比べると受給の対象範囲は狭くなりますが
こちらの方が額が多くなってきますので、自身の家庭が申請の対象になるかきちっと理解しましょう
障害をお持ちのお子さんを育てるということは、それだけで貧困につながる可能性があります
こういう制度を知って、少しでも豊かになれたらなと思います
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【period0-1】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで
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