マルが旅立って、送り出すまで

前回はコチラです

マルが旅立ちました

今回でこの記事は終わりです

これはマルに関して、気持ちを整理するための内容になります

ただ、息子も関わってくるので
自閉スペクトラム症が死や対人的にどういう反応をしてるのかというのも把握できると思います

目次

突然具合が悪くなったマル

8月8日(日)AM10時

最近マルは寝てばかりです
でも、こちらの気配で起きて水を催促するので、あげます

もう歳だからですね

そんなことを思っていました

何も変わりません・・・いつも通りです

遡って、この週の出来事になりますが、パパが会社から帰るとマルが玄関に迎えに来ました
最近、珍しいなと思いつつ「ただいまマル」と言って頭を撫でてやりました

今思えば、最後の思い出づくりだったのかもしれませんね

8月8日(日)PM1時~6時

ウンコをちょこちょこします

ママが怒ります
こちらの光景もいつも通りです

マルはもとからトイレが下手でしたが、ヘルニアをやってから、さらにオシッコやウンコのコントロールがむずかしくなってきます
あとは歳のせいもありますね

オシッコはおむつをしているのでカバーできますが、油断するとたまにおむつも外します

ただ、うんこがどんどんやわらなくなってきました

何か悪いもの食べたのかなとその時は思いました
マルはいやしん坊なので、Q太郎とかアンちゃんがこぼしたものをすぐ拾い食いするのです

丁度サラダがあったので、玉ねぎでも食べたのかと思いました

8月8日(日)PM11時

マルが調子悪そうに寝ています

ママは心配そうでしたが、パパは「また、餃子(にら)食べたみたいに玉ねぎたべちゃったんでしょ」といいました

確かに犬にはいくつか食べちゃNGのものがありますが、この子は過去に次のものたべてます

・散歩中、鳥の羽根丸飲みして、パパの部屋で下痢
・餃子食べて、下痢(ニラがNG)

鳥の羽根なんてひどくて、ほぼ液体状態の下痢でした
その時も辛そうにピーピーと切ない鳴き声でした

今回もピーピー言っててつらそうでしたが、下痢の状態が前よりひどくなかったので、パパは全く心配してませんでした

ちょっと、意識ももうろうとしていましたが、歳のせいもあるんだろうな
鳥の羽根の時は6時間ぐらいで体調が治っていたので今回も大丈夫大丈夫・・・

ママがそばで見ていましたが、体動かすのがきついのが、マルの寝床の壁に鼻を何回か突っ込んでいました

一応、よたつきながらでしたが歩いていましたし、おなか苦しいんだろうなと思いました

マルはママの寝室の前に来て辛そうにママにピーピー訴えていました
ただもう夜なので様子見もかねて経過観察と言う結果としました

ママはそのあと寝てしまって、パパは夜更かしてましたがマルは3回ぐらいピーピー言ってました
「マルー?大丈夫?」と声をかけてあげましたがそばにはいきませんでした

8月9日(月)AM9時

パパは夜更かしして寝てましたが、ママに起こされました
マルを連れて病院に行くと

だから、子供たちの面倒をみててと

ママは病院へ行く為、一回家から出て行ったのですが、すぐに戻ってきました
「どうしたの?」と聞くとマルがうんこ漏らして服が汚れたから一回帰ってきたとのこと

マルは外に連れていくと、ヘルニアのせいもあるんでしょうけど、ビビッてうんこ漏らすことがあるんですよね

ママはいそいそと着替えて再度病院に向かいました

8月9日(月)AM11時

病院からママが戻ってきました。

いろいろと状況を聞くと
レントゲン撮って肺に炎症がみられるとのこと
(犬にコロナがうつる事例は過去にあったはずなので)一瞬コロナかもとよぎったのですがマルは咳をしていない

細かいところは精密検査になってしまうと言われましたが、マルの体力を考えた上、点滴だけして帰ってきました
抗生物質入りのものらしく炎症には効くんだろう

マルのことだから数時間でこの状態も小康状態になるんだろうと思っていました

病状もメラノーマの進行はあったものの肺のレントゲンにははっきりと映ってないようでした

この時は翌日も点滴を打つ予約をしていました
ただ、その日のパパは在宅勤務ではなく出社なので、ママが病院に行くとなると
Q太郎とアンちゃんの面倒をだれか見なくてはいけなくなるので、パパの会社の他の人間と在宅勤務を交換しようと思った

まずは、マルの様子を見ていこうと思った

大丈夫大丈夫・・・
似たようなこと何回もあったでしょう

直に治るよ

あっけなく逝ってしまった

8月9日(月)AM11時~5時

お昼ごはん食べて、子供たちは通常運転で騒ぎまわっていた

ママはたまにマルに声をかけていた「大丈夫?」マルは横たわって大きく荒く息をしていた

ママが心配しているのを元気づけるためにパパはママに

「大丈夫でしょ?いつも通り数時間で元気になるよ」と言った

本当にマルはすぐ元気になるとこの時まで思っていたし

「元気になって、また遊ぼうね」とマルにそう言ってあげた

お腹と背中を交互に撫でてあげて、さらに頭と耳と鼻筋を何度か撫でてあげました

ママも顔を撫でてあげてました

その時でした
マルが急に起きだしてママの方に歩いて行きました

ママがとっさに「水飲む?」と言って、水の入った皿を目の前に出したが
マルは意識もうろうな感じで反応が無かった

パパはこの時まだ安心してました
(ああ、起きだしたから回復に向かうかな?)

ママの方に向かったマルがパパの方に振り向きました

その時の表情は意識は朦朧としているようでしたが、瞳はいつものマルそのものでした

「マル!マル!大丈夫」と声を掛けましたが

1~2秒パパの顔を見るとママの方へ向き直りました

そのあと、だれもいない方向へ首を向けました

パパから見ると、後ろからマルの顎が見えますが、口からたら~と何かを出しているように見えました

(胃液かな)と思った瞬間マルが何度か吐きました、内容物はほぼ胃液で

玉ねぎみたいなのが入っていて、「ママがたまねぎじゃない?」と言ったので

パパがすぐに確認してみましたが、2cm x 5mm 程のキャベツの端っこの部分のようでした

マルは何度が吐いた後、ママの方へ横たわって

少し吐き続けながら口を2回ほどパクパクしました

この時初めてパパは、『そのときが来たんじゃないのか』と気づきました

何度もマルを呼び続けました

「マル!マル!!」

マルはそのまま眠りについたみたいです

「え?え・・・?マル死んじゃった?」もう完全にこの時は泣いていましたね

本当に一瞬でそのまま眠りについたみたいです

パパはこんなにあっけないものなのかと呆然としてましたが
すぐにママにマル「抱き上げてあげて」と伝えました

アンちゃんが状況を理解してなくて、写真とってたね
後でその写真の時刻を調べたけど、マルが亡くなったのは16:48ぐらいでした

「アンちゃん、マルが死んじゃったよ」

マルが目の前で死んでしまって、近くにいたアンちゃんにそれを伝えてもピンと来ていませんでした

Q太郎にもそのことを伝えましたが、Q太郎は動画を見てて来たくない感じでした
呼んでもなかなかこない
来ても微妙に癇癪を起こしてパパの手をつかんできました

この時ほど『Q太郎の障がいに対して』、嫌悪したことはありません

ママとこれからのことを話し合う

ママとこれからどうしようかと話し合いました

ママはインターネットでいろいろと調べました

マルが亡くなったのは夕方ですが、マルの寝床を用意する話になりました

段ボールとお花が必要という話になって、パパが「じゃあ、行ってくるよ」と言いました

ママは少しびっくりした顔をしてました、

パパが自分から行動すると思ってなかったのでしょうかね
でも、パパは一刻も早くマルの寝床を作ってあげたいと思っていましたから

そこはママもパパも一緒の考えでした

マル5-20210809
ホームセンターに行くときに取った写真。台風が過ぎてったばかりで風がとても強かった
マルがこの空に旅立ってしまったと感じたらとても寂しくなってしまった

すぐに近くのホームセンター行って、段ボールと
あと、頼まれた使い捨てのアイスノンを買いました

ホームセンターにはアンちゃんも付き合ってくれました
アンちゃんこんな時におしゃれなサンダル履くから少し靴擦れを起こしました

夕飯も用意しなければいけないので、寿司を買いました
なんだか告別式とかぶるので、また涙が出そうになりました

花も買ってきてとの要望を受けてたので、3束

家に着いた後

マルの寝床つくってあげて
ママがマルの寝床にメッセージを書くように言いました

アンちゃんはお絵かき好きなので、たくさん書いてくれました
Q太郎はママに言われてなんとなくですかね・・・

マル6-20210809

マル7-20210809

マル8-20210809
家族みんなで書きました。中はマル寝床のようにしてあげました

その日はあわただしくバタバタして終わりました

ママもパパもマルを見るたび、触るたび、ずっと泣いていました

次の日パパは出社だったので、会社に行きました

仕事中でしたが、ふと涙が出てました
こういう時に限って在宅勤務の人が少なくて、泣いているところを見られそうで嫌でしたね

仕事が終わって、帰ったらマル起きてるんじゃないかな~って

でも、そんなことなくて

その日の夜、ママも話したいことあると思って、一息つこうとしたんだけど
でも、こういう日に限ってアンちゃんが夜更かししてて
ママと話しすことができたのは1時間ぐらいかな

その次の日の夜はマルの葬式だったんだけど、やっぱり出社で

家に帰ったら、マルが玄関まで迎えにきてるんじゃないかな~って

なんだろうね
全然そんなことないのわかってるんだけど、そう思ってしまうね

マルを気持ちよく送ってあげよう

お葬式の手配はママがすぐに準備をしました

マルが亡くなった次の日に行いたかったのですが、その日は葬儀屋的にスケジュールが詰まっていたようで
夜遅くになってしまうとのことでしたので、その翌日になりました

マルが亡くなってから二日目の夜となります

ばぁばにも葬式に来てほしかったのですが、前の犬と死別した時も大変つらかった経験もあって
今回は参列には参加しません

「お葬式の時間を教えて、そちらの方向を見て空にお祈りするよ」

これは人それぞれの考えかと思います
前のパパだったら、こういう場合『絶対に参列するべき』と考えていました

それは、礼儀でもあり最後のお別れだからです

ただ、歳をとったせいなのか、なまじ経験が増えたのか
『絶対こうしたほうがよい』ということはないのかなぁと考え方が変わりました

多分、お葬式っていうのは亡くなった人を強く思ったり、偲んだりすることが一番大切だと思います
そして、残った方達もそれぞれ考えがあるので、最低限の作法さえ守れば”しなければいけない”というものはもしかしたら無いかもしれませんね

送り出すっていうのは、「思い」がすべてのような気がしました

お葬式は大体夜の8時ぐらいから始まりました

通常、この時間はQ太郎とアンちゃんをお風呂から出て、布団の上にいます

特に時間通りに動かなければ、癇癪おこす可能性のあるQ太郎には前もって言い聞かせていました

その甲斐あってか、Q太郎もアンちゃんもおとなしくはしていましたが
やはり、マルの死の意味が分かって無いようで二人でじゃれあっていました

それでも、Q太郎は少し空気を読んでくれたのか、いつもよりおとなしかったのは事実です

お葬式の担当者の方は自宅に着いて、寝床で寝てるマルをみてくれました

それから、ママとマルのことを話します

・何歳でなくなったのか
・最後の方はどのような状態だったのか

ママはゆっくり説明してましたが、すごいと思いました

多分、パパは泣いて説明できない状態だからです
実際この時も大粒の涙を流していました

話を聞いてから、その担当者の方は

「メラノーマが発覚してから、1年10か月は長く生きましたね。通常メラノーマはここまで長くいきられません。マル君にとって、いい環境だからだと思います。食べ物に関してもそうですし、居心地がよかったかもしれません。」

「犬は死ぬ時を選ぶという話があって、家族がそろったとき亡くなるそうです。」

と言ってしました

この方はベテランの方だったので、”残った(生きてる)人達に対して”やさしい言葉をかけたのかもしれません

いわゆる『やさしい嘘』というやつですね

ただ、自分に悔いが残ってるせいかもしれませんが

死ぬ時に関しては似たような話はよく聞ききます
メラノーマに関しても、2年前ぐらいに病院にった時は全身に転移している可能性をいわれてました。
ネット知識ですが、メラノーマは発見しにくく、見つかった時は短命の可能性があるそうなので
確かに、その状態でほぼ2年はすごいのかもしれません

結局、判断できないことは信じるしかなく
それが、マルの死に関してはなおさらだと思います

マルとさよならをしよう

一通り送り出すためのながれは終わりました

・身のお清め
・最後のごはん

正直悲しみすぎて、担当者の方の説明は頭に入ってきませんでした

ママがきちんと流れに沿って粛々と対応してたのは、本当にすごいなと思いました

・・・さて
本当に最後のお別れの時間がきました

葬儀担当者の方は先に外に出て、火葬の準備をします

この葬儀なんですが、車で火葬ができるようです

犬の葬式って色々種類があるらしいですが
ママが決めたことなので、ママとマルが満足すればいいと思います

Q太郎やアンちゃんの面倒を見ながら、葬儀所に行くのもかなり大変なので
こういった送り出し方であればよいと思いました

ママもパパも最後にマルを何度も撫でて涙しました
本当にお別れだからです

葬儀前から
パパはマルを早く送り出すことをママにすすめてました
理由はマルが早く天国にいけるようにですけど

でも、亡きがらがそこにあるというのは、ずっと悲しみが続くものだとも思いました

ママはマルを抱き抱えました
そのとたん口から血が何滴か床に垂れます

マルを寝かしている時から口から血(体液)を少し出していましたが
やはり、ある程度は出るんでしょうね

ママが抱き抱えたことによって
マルの顔がよく見えました

本当に眠っているようでした
いつもの寝顔でした

1階に行きます
敷地からでると、道路の向こう側に車を止めて、葬儀屋の方が待っていました

マルを指定の場所に寝かしつけます
気持ちよく行ってくれるよう花びらを一緒に置きました

葬儀担当者から説明を聞いて、本当に最後のお別れでした

マルを寝かしつけている鉄の部分が熱くなっているので
子供たちは少し遠くから見送りです

ママはすこし取り乱していました

パパとママとの付き合いは15年ぐらいになりますけど、そんなママを初めて見ました

ママは最後にマルを撫でて、さよならをいいました

遺体を火葬することを難しい言葉で言えば「荼毘に付す」といいます

これは1時間ほどかかり、そのあと、骨を拾いました
この時はパパもママも落ち着いていました

子供たちが事故にあわないように気を付けなければいけないですし
あと、パパからしたらママに余裕を与えたかった

葬儀屋の方に「骨がきれい」と言われました
外で、しかも夜でしたし正確には見えないですが、病気がひどいと骨も黒くなってくると言われました

葬儀は無事終わり
その後、マルは骨になって家に帰ってきました

葬儀屋さんありがとうございました

ペット関連の送り出しに関していろいろと不祥事があった業者もありますが
今回のところにお願いしてよかったと思います

マルも無事に送れたんじゃないかと思います

後日、仏壇ではないですけど
マルの骨壺を置くところとマルにお祈りするところを作りました

毎日お線香をあげてお祈りしています

マル9-20210809

最後に

子供達に対して、マルが死んでしまった
もう会えないんだよ と言っても理解してない感じでした

Q太郎は動画みてたのかな、マルが亡くなった直後呼ぼうとしたら
こっちには来たけど癇癪おこしてた、確かにQ太郎とマルの関わりあまりないけど
今だけは理解してくれと思いました

自閉症(自閉スペクトラム症)は社会性みたいなのが薄いと思います

また、Q太郎がまだ子供だというのもあるのでしょうが
こういった家族の関りみたいなのは今後もじっくりと教えていこうと思いました

とても大事なことなので、すぐに結果に結びつかなくても、そこは気にしないでゆっくり時間をかけようと思います

アンちゃんは5歳なのかまだよくわかっていませんでした
明日になれば会える という感じでした

でも、アンちゃんもパパママが泣いているのを見て、影響されたのか泣き出しました

次の日けろっとしてるので、やはり完全には理解はしてないんでしょうね

マル10-20210809
Q太郎はいつも通りなんですが、こういうカードを壁に貼っつけてしまいます(画像左)
アンちゃんはしばらくマルと一緒に寝てました(画像右)

喪失感がすごかったです

「ストレスを感じる」っていう部類になるのかもしれないけど

普通の「ストレスを感じる」じゃないんですよね
そういうストレスは大抵ドロッとしてる風に感じますけど

マルがいなくなった喪失感は文字どおり胸にぽっかり穴が開いた感じ
意識しないと呼吸ができないような錯覚さえ感じます

ママも一週間ぐらいは、ぼぉ~としてました
やはり思い残したことがあって、考えがまとまらない感じでした

ただ、パパはマルの飼い主としてママはよくやっていたと思います

思い残したことって、誰がどのタイミングで亡くなっても絶対にでてきちゃいますね

それが幸せな”あたりまえの日常”であるなら、なおさらだと思います
”あたりまえの日常”って失って初めて大事さに気付くんですよね

今はマルが天国に行ってくれることを願いながら、気持ちを整理しています

最後に「虹の橋」という詩をご紹介します

これは誰がどのような考えで作ったものかは不明ですが
一つの考え方としてご紹介します

やはり、こういうの見るとないてしまいますね

引用元サイト:https://fukufukuyama.com/?mode=f14

虹の橋

原作者不詳
日本語訳:ふくふくやま

天国の少し手前に、「虹の橋」と呼ばれている場所があります。

この世界で生前、誰かと寄り添い、暮らしていた動物たちは、
その命の灯が消えたとき、「虹の橋」のふもとへ行くのです。

そこには、草原や丘が広がっていて、
動物たちはそこで駆けまわり、
ともにじゃれあって、楽しく遊んでいます。

おなかいっぱいのごはんと、きれいなお水、
そして優しい太陽の日差しに溢れていて、
みんながそのあたたかな場所で、のんびりと暮らしています。

病気にかかっていた子も、年老いた子も、みんな元気を取り戻し、
傷の痛みに苦しんでいた子もすっかり健康なからだを取り戻し、
昔のように、そしてまるで夢のように、そこでは過ごしているのです。

動物たちは幸せに暮らしているのですが、
たったひとつだけ、心を満たしていないことがあります。
それは、かつて共に過ごし、愛し合い、寄り添っていた人が、
ここにいないことが、恋しくて、寂しいのです。

動物たちが一緒に遊んで、駆けまわっていたある日、
ある子がふっと立ち止まり、遠くを見つめていました。
その子の目は、次第にキラキラと輝きだし、よろこびで震えだします。
突然、その子は仲間から離れ、草原を飛ぶように走っていきます。
速く、速く、それはまるで風のようです。

その子の視線の先にいたのは、
共に過ごし、愛し合い、寄り添っていたあなたでした。

その子とあなたは、虹の橋のふもとで再び出会います。
あなたは、愛するわが子を抱きしめ、愛情いっぱいにふれあい、
二度と離れることはありません。

あなたは満面の笑みで幸せにあふれたキスを受け、
もう一度、愛するわが子を抱きしめるのです。
そして、わが子の顔をのぞきこみ、見つめあっては、語りかけます。

きみと別れてからの長い長い人生を、
私は一生懸命生きてきたよ。
その中で、きみを忘れたことは一度たりともなかったよ。
やっと会えたね。

そしてあなたたちは寄り添いあって、
共に天国へ続く虹の橋を渡っていくのです。

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