大人の発達障がいの方に出会ったときの対応

学校や職場・・・
いろいろな出会いがあると思いますが、ちょっと風変わりな人を見かけたこともあると思います
風変わりと言っても様々ですが、以下のようなケースを今回は想定しいます

・授業についていけない、仕事ができない
・言われたことやタスクを忘れる
・何をいってるのかわからない
・マルチタスクができない
・極端にできないことがある
・人間関係が不得意(空気読めない、言い方がきついなど)

今回はそういう人たちの話になります

一応、発達障がいの体で話しますが、これらの状態や症状があるからと言って必ずしも発達障がいとは限りません
発達障がいっぽいな~と思っても、医師の診断がなければ断言できないと、私はそう思います

今までは、Q太郎もいるので、どちらかというと発達障がい側の立場で話していましたが
今回は逆のパターンになりますね

さて、発達障がい(の疑い?)がある人と出会ったらどう対応するか
少し関わり合いを持つというよりかは、がっつり関わり合いを持つ場合にどうすればいいか、解説します

目次

パパの職場のお話し

パパ自身もまぁ発達障がい(※)だと思っていますが
パパの同僚のお話になります

※聞いて覚えることに対してのワーキングメモリーが少ない。つまり人の話を覚えられない

この人びっくりするほど、話の理解力がないのです

説明して、その時は「わかった」と言っても、次の日聞いたら忘れたりしてるのです
また、反応もうなずいたり、返事をするばかりで質問で返してこない
これは多分理解していないパターンと推測できます(推測っていうか確定なんですけど)

そんなことがよくあるので、パパは何かを説明した後に、必ず「今の説明でわかりましたか?わからなかったらもう一回説明しますよ」と聞くようにしました
それでも「わかりました」といっても、しばらくたつと覚えていない&理解していない なのです

正直、説明だけでも疲れるのに、いちいち聞き返すのも疲れます
わからなかったら質問したり、再度説明を求めてほしいのですが、一切ないのです

とまぁ、そんなことがあるので
パパも語気が強くなるわけですよ

ちょっとケンカっぽくなることもありました

彼が発達障がいかどうかはともかく
そこで、疑問に思うわけです

(仕事教えたのに別の日には忘れてるって、本人は自覚無いのか?)

とか

(仕事わからなかったら自分から取り(できるように)に行かないのか?)

とかです

仕事観は人それぞれなんですが「出来ないことを放置している」ことについてはどう思っているんだろう?と言うのは思っていました

責任感がないとまでは言いませんが、優先度高いものについて意識しないのか(覚えなくていいのか)と不思議に思いました

「能力がない」うんぬんより「意識のなさ」なんですよ
パパが気にしたのは

通常だったら、こんな人がいたら

「バカ」だの「頭悪い」とか陰で言われてそうですが

パパはそうは思いませんでした
「なんで?できないのか?」
「もしかしたら、こちらの説明が悪いのか」「でも、そしたら聞き返してほしい・・・」

説明がうまい人が世の中に存在しているのは事実ですが
ゴールは相手が理解することなので、途中の説明が下手でもいいと思っています
間違いを教えられたら回避不可能ですが、説明自体が下手でも、当の本人が聞き返したり理解すればいいのです

そもそも、説明が上手い人が相手に対して理解させやすい が100%その通りと思っていません

「あの人説明が上手いから理解しやすい」ということがあったとしても
淀みない説明が相手を理解させやすいかと言ったらそうじゃないからです

聞き取りやすさだけであって、記憶に定着しにくい時もあると思うので・・・(むしろそっちが多くないか?)

前に説明のうまさでパパにマウントとってきた輩がいましたが
ゴールがそもそも違うので、微妙に論点がずれてるんですよこの人

まぁ、しょーもない人は世の中にいっぱいいますので、気にしないようにしましょう

さて、話を戻しましょう

(もう、こういう性格なのか・・・)

と、結局最後はそう結論付けていますが、
でも、仕事覚えられないのはわかりますが、やる気を確認できないところにモヤモヤ・・・するわけです

結果として、仕事が滞るとしても、サポート自体はそれなりにしますが
完全にしりぬぐいはしないことにしました

なんでって?

そんなの自分が疲れるし、担当者としてのその人がいる意味が薄れちゃうからです

一番つらいことは仕事ができないということではなく

この場合、パパの発言があまり響いてないと感じることです

親切心レベルで伝えたとしても
「伝えても意味ないじゃん」
って感じなのです

パパ的に思うことは発達障がいだろうがそうじゃないだろうが
人の意図をくめない(くまない)のが割と残念だし、それが行き過ぎてしまうと一種のだとも思っちゃうのです

悪人の意見はフィルタすべきですが、親切で良識のある人の意見は基本理解するべきなのです

もちろんパパがいい人前提の話ですが(笑)

っていうか、普通にまとも(だろうと思っている)な意見を聞いてくれないのは傷つくのです
しかも仕事のレクチャーですし・・・

他人を発達障がいとして認識すること

発達障がいという言葉は、結構広がっていると思うので、違和感を覚える相手に対して
そう思うこと自体は不自然じゃないと思います

ただ、他人を発達障がいと決めつけるのは心の中だけにしてください
陰でコソコソ他の人と言い合ってしまうのは、ただの悪口ですし、いじめにつながったりします

心の中で留めるのは理由があります
まず相手のことを認識して理解することは大事です

そして発達障がいと言うのはセンシティブでもあります

あまり大っぴらにできるものでもありません(特に本人以外が)

ここで重要なのは「発達障がいの可能性がある」と認識することで
その上、どういう風に相手に接するか?なのです

厳しくするのか、優しくするのか、邪険にするのか・・・
あなた次第です(もちろん、ネガティブなものはだめですが)

定型発達の方だと思うのなら、説明を理解できないことに、注意するけど
発達障がいの可能性があるんだったら、少し教え方を変えてみよう

みたいな感じです

発達障がい者呼ばわりして、卑下することが一番ダメな行為です
極端な話、よほどネガティブ以外だったら、相手へ対しての認識はなんでもいいのです
それに沿って優しく対応できればこの世の中はもっと良くなると思います

例えば、小さい子供に厳しくあたりますか?

そんなことはしないでしょ
それ相応に優しく接すると思います(悪ガキは別ですが)

相手に対して自分の行動が変わるときって
自分の中で相手をどう認識するかなんですね

本人が発達障がいとして認識した時

自分が発達障がいだと思ったときの対応です
今回は他人が発達障がいだとした時の対応内容ですが
ちょびっと、フォーカスを当てます

自分自身が発達障がいだと思えば、発達障がい専門外来に行けばいいと思います
発達障がいは個性と呼ばれれがちですが、何かしらの解決方法は提示してもらえるかもしれません

勉強が覚えられない、仕事ができない

いろいろ悩みは出るでしょう

「なんで、自分は人と同じようにできない?」

なので、発達障がい外来に行くんです

その他の病気などの可能性もありますので、いずれにしろ心配なら病院に行った方がいいかもしれません

自分の心の平穏を取り戻すのもあり、診断結果が想定以上にマイナスだったとしても
結果を出すということは先に進む材料になると思います

結果がわからないので、もやもやしたり、自己肯定感が無くなってしまいます

ただ、もし発達障がいだからと言って「人生オワタ」にはなりません
平坦な道じゃなく他人とは違うと思いますが、まずは現状(仕事、学校)をできるだけ維持しつつ、自分の得意なことを探しましょう

発達障がいは凸凹適性(得意不得意の差がはげしい)ですが、ハマるものは本当にハマる可能性が高いので
すごい才能を発揮する場合もあります

まずは絶対に気負わないことが大切です

<まとめ>

大人の発達障がいは子供のそれと違って大変です

それはなぜか?

「責任ある立場にいること」「処理しなければいけないことが多い」からです

普段友達と接している時はそんなこと思わなくっても
いざ、仕事して差し迫っていると「なんでうまくできないんだろう?」って思うことも多いと思います

純粋に仕事のやり方やペースが自分に合っていないだけかもしれませんが、大半の人ができるようなことができないときは
発達障がいの可能性を疑った方がいいかもしれません

我が家のQ太郎は発達障がいに分類はされると思います(お医者さんの診断ですし)

でも、それってゴールじゃなくスタートなんですね

できないことが多いのは原因がわからないから悩むんですよ
お医者さんから診断されるのはある意味安心するかもしれません

そこから進めばいいんですよ・・・

とはいっても、そこをうまく割り切れる人と割り切れない人がいると思います
でも、お医者さんに診てもらうことは、白黒はっきりしたいからだと思います

難しいですね(汗)

「ちなみにパパは発達障がいだからなんだというの?」って思っています

人生において、重要なことは「何ができるか」「何をするか」だとも思っています

つまり、そこに発達障がいは直接は関係ないのです

発達障がいで生きづらいのであれば、環境を変えればいいし
そうできない人は得意なことをプラスしてやればいいと思っています

とまっていると劣等感でやられます
自己肯定感が強い人は常に動いてる人です

幸せな人というのは自分で行動して満足する人です

日ごろの生活で息苦しいのであれば
割り切る、診断してもらう、他に楽しいことを見つける
のが解決案だと思います

まずはありのままを受け入れ、変に劣等感を感じないようにしましょう

そして、周りの人も理解してあげましょう

発達障がいの人と付き合うということは自分が割を食うことが多々あるかもしれない

でも、違うんですよ
良い所見つけたり良い方向へ導くということも一つの指導なんで覚えておいた方がいいですね

そして、発達障がいっぽい人が周りにいる場合
自分は関係ないじゃなく、一歩距離を置いたとしても、許容できる余裕を持ちましょう

限度があると思うので、今より一歩、もう一歩ぐらいの余裕でいいと思います

相手の居心地やすさはあなた次第なところも大きくあると思うからです

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このブログはこんな感じ
はじめに

子供達はこんな感じ
似顔絵書いてみた

自閉症とわかるまで
第1回
【period0-1】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで
第2回
【period0-2】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査施設に行った編)
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【period0-3】 自閉症(自閉スペクトラム症)とわかるまで (検査結果編)
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【period0-4】 自閉スペクトラム症とわかってから (幼稚園に報告編)
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【period0-5】 自閉スペクトラム症とわかってから (ママの勉強編)
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【period0-6】 自閉スペクトラム症とわかってから (療育編)
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